東山デンタルクリニック院長blog-東山便り-

東山小児歯科クリニックは,2011年5月,東山デンタルクリニックとして生まれ変わりました。

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口腔フローラと全身疾患

今日は歯科衛生士5名と共に浜松の講習会に参加してきました。

演題は「口腔フローラと全身疾患」。
この分野の第一人者である鶴見大学歯学部の花田教授のお話でしたので,
以前からとても楽しみにしておりました。
(ちなみにフローラとは細菌叢,要するにお口の中のバイキン集まりということです。)


IMG_5302_convert_20170630235538.jpg


口腔の細菌の数は300〜500種類と言われていますが,実はまだ
その大半は詳しく分かっていません。歯周病や虫歯の代表的な
原因菌はある程度特定されていますが,未知なる細菌が
関与している可能性もあり,実はまだまだ解らないことだらけです。

そんな中,最新の研究から,口腔細菌が,私たち歯科関係者でも
想像していなかったほど様々な全身の疾患,例えは心筋梗塞
脳梗塞,糖尿病,ガンなどの生活習慣病に関わっていることが
分かってきました。

これらの生活習慣病のキーワードは『炎症』。

定期的なメンテナンス(ここでは一般的な歯石とりではなく
PMTCを基本とした歯科衛生士による綿密な口腔清掃)を受けずに
口腔内細菌が増殖すると,細菌が血流に乗って身体中に細菌が
回ってしまう「菌血症」という状態になることが確認されています。
その細菌が身体の色々なところに炎症を引き起こします。

その結果

心臓血管が損傷すれば心筋梗塞に
肝臓の細胞が炎症を起こすと肝硬変に
関節が炎症を起こすと関節リューマチに
内臓そのものが炎症を起こしガン細胞が増殖するとガンに
と色々な病気の引き金になります。

大学で細菌学を学んだ時には,そのようなことはあまり学んだ記憶が
ありませんし(実はちゃんと授業では学んでいたかも.....(汗))
卒業後も深く学んではいなかったので,改めて最新の研究を教わり,
驚いたとともに我々歯科医療従事者こそ国民の健康寿命増進の
キープレーヤーであると確信しました。

身近なところでは,老人ホームや小学校で口腔ケアを行ったところ
肺炎や学校のインフルエンザが有意に減少したという報告や,
入院患者への歯科衛生士による口腔ケアにより,退院までの期間が短縮したという
報告があり,我々歯科関係者より,お医者さんがこの事にとても関心があるそうです。
私たちももっと勉強しなくてはならないと痛感しました。

国民の健康寿命に大いに貢献できる健康増進クリニックでありたいです。
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  1. 2017/06/30(金) 00:34:29|
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