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東山デンタルクリニック院長blog-東山便り-

東山小児歯科クリニックは,2011年5月,東山デンタルクリニックとして生まれ変わりました。

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CAMBRA講演会

先日,日本で初めて行われたCAMBRAの講演会に参加してきました。

CAMBRAとはCaries Management of Risk Assessmentの略で,日本語では〜リスク評価に基づくう蝕管理〜
という意味になります。今回はCAMBRAの生みの親であるカルフォルニア大学のDr.Featherstoneに
よる講演会でした。


IMG_3257.jpg


それまで虫歯治療は抜歯しかなかった時代から,19世紀の後半に削って被せる方法が開発されました。
その後20世紀が終わる頃には,接着性材料の進歩により,最小限に削って詰める方法へと変わってきました。
現在でも,虫歯で穴があいてしまった場合は基本的に変わりないですが,私たちのクリニックが目指している,
『虫歯をつくらない,またはたとえ虫歯ができても,穴が開く状態にしない予防医療』を行うためには,
その人個人の虫歯のなりやすさを把握し,その方にあったアプローチをして予防する必要があります。

当院では開院当初から,う蝕予防先進国であるスウェーデンで開発されたCarioglamというリスク評価
システムを用いてきましたが,今回のCAMBRAはそのアメリカ版という位置付けになるかと思います。

CAMBRAとCarioglamの違いは,その簡便さです。Carioglamは生化学的な唾液の検査が必要なのに
対して,CAMBRAは,簡単なチェック項目に答えるだけでその患者さんの虫歯を発生させるリスク因子と
虫歯から歯を守る因子のバランスを知ることができ,凡そのリスク診断が可能であるところです。その後
必要に応じで唾液検査を行うというシステムだそうです。
またリスクに応じて推奨する予防治療の方法が決まっており,
「あなたは,このリスクレベルだからこのような洗口剤を使い6か月ごとにメンテナンスを受けてください」と
具体的にまたシンプルに予防指導ができるようです。

アメリカで使用可能な口腔ケア用品と日本で使用可能なものが違うので,そのまま利用はできませんが,
今後日本に対応させたものを紹介するそうなので,また参考にして当院にも取り入れて行こうと思います。


IMG_3259.jpg



今回講演会で,スウェーデンだけでなくアメリカでも,個人のう蝕になるリスクを把握して,それを元に積極的に
う蝕予防をしてゆくというが考え方が広がっており,これが世界の最先端の方法であると再認識しました。
まだ虫歯治療といえば,「早期発見・早期治療」が当たり前の日本ですが,このような「リスク診断,早期予防」
が当たり前の考え方として広がってゆくことを期待しております。
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  1. 2015/12/26(土) 21:26:15|
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